実家の蔵を整理中、埃にまみれた古びた木箱の中から出てきた一枚の絵です。
いつからそこにあったのか、誰が持ち込んだのか、家族の誰も知りません。
ただ、見つけた瞬間空気が凍りついたような、説明のつかない不快感を覚えました。
最初はただの静物画かと思っていました。
ですが、それを見つけてからというもの妙に現実感のある夢を見るようになったのです。
夢の中でこの花が絵と同じ構図のまま、部屋の隅に“立って”いる。
決して動かないのに、こちらを見ているようで言いようのない恐怖が全身を這います。
目覚めたあともしばらく部屋の空気が重く、息がしづらい感覚が残りました。
ある晩、絵を箱に戻し、釘で封をしたはずなのに、翌朝にはなぜか壁に立てかけられていました。
鍵のかかった部屋で、誰も入っていないはずなのに。
思い違いだと思い込もうとしましたが、それ以来、誰もその部屋に近づかなくなりました。
この絵を見ていると、視線を感じます。
それも、明確な“誰か”の気配。
背後から、あるいは絵の中から、じっとこちらを見ているものがいるような…。
ときおり、花の形が微かに歪んで見えることがあります。
光の加減では説明できない、“生きている”ような違和感です。
強くは言えませんが、この絵には、何かが“入っている”のではないかと感じています。
ただの絵のはずなのに、空間の空気が染まっていくような、目に見えない力が作用しているような…。
そういったものに敏感な方、波長が合ってしまう方は、何かを受け取るかもしれません。
どうか慎重にご判断ください。
何が起きても起きなくても自己責任でお願いします。
※こちらは私個人の体験です。効果、現象を保証するものではありません。ご理解の上、自己責任にてお願いいたします。